サステナビリティSUSTAIN-
ABILITY
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ANYCOLOR株式会社は、2017年5月創業以来、「魔法のような、新体験を」ファンの皆様をはじめとするあらゆるステークホルダーにお届けすることを使命とし、VTuberサービスを中心とするコンテンツ事業を展開してまいりました。
現在は「日本を代表するグローバルカンパニー」となることを目指し、「魔法のような、新体験を」世界中の人々に提供し続けるため日々邁進しておりますが、社会問題、環境問題の課題に向き合わずして、この実現は叶いません。
当社は、当社コンテンツを通じて世界中の人々がその人生を豊かにしていただくことの基盤として、今後も持続可能な社会の実現に向けたサステナブル活動に取り組んでまいります。
ANYCOLOR株式会社
代表取締役 CEO 田角陸
下記のステップを通じて、当社における14のマテリアリティを特定し、優先順位を整理しました。
STEP1.候補テーマの特定
当社のお客様、従業員、株主・投資家様等、社内外のステークホルダーの皆様からのご期待やご意見を分析したうえで、GRIスタンダード、SASBスタンダード、その他ESG評価機関などの評価手法を踏まえ、マテリアリティを整理しました。
STEP2.優先度の設定
整理したマテリアリティについて、ステークホルダーにとっての重要性と、当社にとっての重要性を、代表取締役を含むプロジェクトチームにて審議し、マテリアリティ・マトリクスの原案を作成しました。
STEP3.承認
選定したマテリアリティ及びマテリアリティ・マトリクスについて、取締役会において審議し、承認しました。
詳細はこちらをご参照ください。
当社は、全ての人々の人権を尊重し、世界中に「魔法のような、新体験を」提供し続けることで、人々の生活を豊かにすることが使命であると自覚しています。
特に、当社は、当社所属ライバーに対する誹謗中傷行為や攻撃的行為に適切に対応し、その人権を保護することが、「魔法のような、新体験」を世界中の人々に提供する基礎になるものであると考えております。
当社は、当社に所属するバーチャルライバーに対する誹謗中傷行為及び攻撃的行為に適切に対応するため、「攻撃的行為及び誹謗中傷行為対策チーム」を立ち上げ、組織的に、所属ライバーに対する誹謗中傷行為及び攻撃的行為への対策を実施しております。
対策チームの具体的な活動としては、以下のようなものがあげられます。
- 所属ライバーに対する誹謗中傷行為や攻撃的行為が発生した場合における、社外弁護士とも連携した迅速な法的対応の実施
- 所属ライバーが当事者となり法的請求を行う場合における各種サポート(社外弁護士の紹介、社外弁護士との打ち合わせの同席、証拠収集等)
- 攻撃的行為又は誹謗中傷行為を発見した場合の通報フォームの設置及びその運用
- 対策チームとしての活動報告を含めた誹謗中傷根絶に向けた啓もう活動
また、当社は、動画配信・投稿プラットフォームの運営事業者、クリエイター所属企業、有識者らとともに、2023年6月、「誹謗中傷対策検討会」を設立いたしました。同検討会では、すべてのクリエイターに対する誹謗中傷行為の抑止のため、各ステークホルダー間での情報の共有、政府への政策提言などをおこなってまいります。
当社は、当社のコーポレートミッションである「魔法のような、新体験を」世界中にお届けすべく、豊かな才能を持ったライバーの発掘と支援に取り組むとともに、バーチャルライバー(VTuber)業界のさらなる発展及びVTuber文化の醸成を目指すため、ライバーの人材開発に注力することが重要であると考えております。
そのため、当社では、長く活躍することのできるライバーを継続的に輩出するための体制として、2021年6月よりライバー養成機関である「バーチャルタレントアカデミー」を開講、運営しております。
「バーチャルタレントアカデミー」では、当社所属ライバーとして長く活躍するために必要となる、歌唱、演技、ダンス等の技能のレッスンや、配信技術やライブ配信に関する企画力の育成、及び当社がこれまでの事業活動を通して培ったノウハウ等の提供を行っております。
当社所属ライバーとしてデビューした後は、定期的にコンプライアンス研修を実施するとともに、安定して活動を継続できるよう、マネージャーによる日々のサポートに加え、健康診断の費用補助制度の整備やカウンセリングの受診支援等当、当社所属ライバーの健康面におけるサポート体制も整えております。
当社は、当社が有する知的財産権を万全に保護し、また、第三者が有する知的財産権を最大限に尊重することが、当社及び当社事業の持続的な成長とVTuber産業をはじめとするカルチャーの興隆に寄与するものと認識しており、以下のような知的財産に関する方針を定めております。
プライバシー
個人情報保護の基本方針
当社は、社会に寄与するエンターテイメント企業として、個人情報の適切な取り扱いとその保護の重要性を認識し、個人情報保護方針を定め、役員及び従業員が一体となってこれを遵守し、もって個人情報の保護及び個人の権利利益の保護に万全を尽くしてまいります。
具体的には、個人情報保護法及び日本産業規格「個人情報保護マネジメントシステム―要求事項」等を遵守し、個人情報を適切な方法で取得・利用等しております。
個人情報の管理方法
当社は、個人情報を適切に管理するために、日本国内におけるデータセンター(インターネット用のサーバーやデータ通信、固定・携帯・IP電話などの装置を設置・運用することに特化した建物の総称)で、個人情報を管理しております。
プライバシーマークの取得
当社は、一般財団法人日本情報経済社会推進協会より、個人情報についてJIS Q 15001:2017 個人情報保護マネジメントシステムに即した適切な保護措置を講ずる体制を整備している事業者であることを示す「プライバシーマーク」の付与認定を受けております。
セキュリティ
情報セキュリティに係る基本方針の策定
当社は、当社の保有する社内情報資産の安全性を確保し、業務の円滑な遂行に資することを目的として、情報セキュリティ対策に係る基本方針を策定しております。
具体的には、情報セキュリティを統括・管理する責任者を置き、当該責任者の指示のもと、情報の取扱いに関する基本方針、情報セキュリティに関する規程の整備、情報セキュリティに関する障害・事故等へ対応するための体制の整備、各従業員に対する情報セキュリティ対策の教育の実施についての基本方針を定めております。
ネットワークセキュリティの管理体制
当社は、社内ネットワークを適切に管理し、外部からの不正アクセスやウイルス感染等のセキュリティ侵害から社内情報資源を守るため、管理体制及び実施手順を定め、情報統括責任者のもと、社内ネットワークの安全性を確保するための設計・運用・管理を行っております。
技術セキュリティの管理体制
当社は、当社内で利用するすべてのコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等のモバイルデバイス及び携帯端末等の情報端末を利用して社内の情報を運用するためのプログラム(以下「情報システム」といいます。)及び社内情報資源を管理する情報システム及び記憶媒体に関するセキュリティについて、情報管理統括責任者のもと、以下のとおり、セキュリティ対策を行っております。
- 当社内の基準に基づき定められた情報の重要度の等級を考慮して、社内情報資源に対するアクセス権限の設定、アクセス権限の設定情報の監査等をすること
- 情報システム及び記録媒体に存する社内情報資源へのアクセスに際して、当該アクセス者のアクセス認証をするための仕組みを設け、個人ID及びパスワード並びに入退管理措置とID、施錠と鍵の管理等を徹底し、適切にアクセス制御がなされているかどうかを定期的に検査・監視すること
- 情報システムのウイルス対策のために、適切な外部業者を選定し、対策システムの構築を行うこと及び各役職員が用いる情報端末に適切なウイルス対策措置を講じること
- 情報端末に対する不正アクセスが発覚した場合又はウイルス感染等のトラブルが発生した場合等の緊急時における対応方針を決定すること
物理的セキュリティ対策
当社は、情報ネットワークシステムを構成する情報端末やネットワーク機器等を損壊や盗難等から保護し、もって当社の社内情報資産を保護することを目的として、管理体制の構築、情報機器等の導入・設置、運用方法、入退室管理等の物理的セキュリティ対策を実施しております。
セキュリティ教育の徹底
当社は、派遣社員を含む全従業員が業務上必要な情報セキュリティに関する知識を習得し、従業員のセキュリティ意識及び当社全体の情報セキュリティレベルの向上を図るべく、定期的にeラーニングを実施しております。
社外ネットワークとの接続に関する取扱方針
当社は、社内情報の漏洩や外部からの不正アクセスを防止するため、当社外のパーソナルコンピュータ、モバイルデバイス、サーバー、クラウドサーバー等により構成される社外ネットワークシステムに社内ネットワークを接続する際の取扱方法を定め、情報管理統括責任者のもと、以下のとおり、社外ネットワーク接続のためのネットワーク詳細設計・運用を行っております。
- ファイアウォール等のセキュリティ対策を実施すること。なお、当社のスタンドアローンのパソコンから社外ネットワークに接続する場合には、そこがセキュリティホールにならないように、社外からの不正アクセスを防止するための対策を講ずること。
- 社外から社内ネットワークへのアクセスを許可する対象となる役職員等を限定すること。特に、リモートアクセスで社内ネットワークに接続する役職員や、一時的に社内ネットワーク上のアクセスを許可されるプロジェクトなどのメンバーである役職員以外の者には、使い捨て パスワード(ワンタイムパスワード)を利用するなど、より高度な本人認証を行うこと。
- 当社のプロジェクトに参加しているなどの理由により社内ネットワークにアクセスする必要のある役職員以外のメンバーのアクセス権限は、業務上必要なものだけに限定すること。
- 当社内部又は外部からの不正アクセス等、ネットワークに対するトラブルが発生した場合の対応を決定すること。
外的環境の把握
当社は、個人情報を外国に保管する場合、個人情報保護委員会が提供する情報等に基づき当該国における個人情報の保護に関する制度を把握した上で安全管理措置を実施します。
データ項目 | 2022年度 | ||
ガバナンス | |||
内部通報件数 | 1 | 件 | |
汚職や贈賄等に関する法的措置を受けた件数 | 0 | 件 | |
雇用 / ダイバーシティ | |||
従業員数 | 全体 | 345 | 人 |
全体に占める従業員の男女比 | 男性 | 56.5 | % |
女性 | 43.5 | % | |
管理職の女性比率 | 23.0 | % | |
平均年齢 | 30.4 | 歳 | |
男女の賃金の差異 | 73.4 | % | |
労働慣行・福利厚生 | |||
年間労働時間(一人当たり平均) | 2229.0 | 時間 | |
年間残業時間(一人当たり平均) | 236.3 | 時間 | |
有給休暇取得率 | 69.1 | % | |
育児休業取得率 | 人数 | 2 | 人 |
取得率 | 100 | % | |
復職率 | 100 | % | |
安全衛生 | |||
労災発生件数 | 1 | 件 | |
ストレスチェック受検率 | 88.1 | % | |
当社所属ライバーに対する攻撃的行為及び誹謗中傷行為への対応 | |||
名誉毀損及びプライバシー権侵害 | 113 | 件(訴訟提起件数を含む。) | |
「荒らし」行為等の業務妨害 | 3 | 件(訴訟提起件数を含む。) | |
脅迫・ストーカー、その他 | 1 | 件 |